植物由来の代用肉・・・本当に体にいい?
- DBPM
- 2020年8月17日
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近年、肉ではなく大豆などの植物を用いた代用肉をスーパーなどで見かけることも多くなった。
しかし・・・本当に体にいいのだろうか?
確かに体によさそうなイメージはあるが・・・その成分を見るとカロリーも高い上に飽和脂肪酸が結構な量で含まれている。
今回、初めてこの植物性代用肉の健康に対する効果を検証した実験の結果が発表された。
今回の実験に参加した被検者は約30人。植物性代用肉と赤肉と食した場合の健康に影響を与える因子を検討した。
その結果、植物性代用肉を食べた被検者において血中TMAOレベルが低下していることが明らかになった。TMAOが高いと心血管疾患発症のリスクが高まることが報告されている。TMAOの前駆体は赤肉に含まれていることから、植物性代用肉に切り替えたことによってこの値が低下したものと考えられる。
しかし、今回の研究は比較的小規模、短期間の検討であることから今後の大規模な検討の結果が待たれる。
出典:
Anthony Crimarco, Sparkle Springfield, Christina Petlura, Taylor Streaty, Kristen Cunanan, Justin Lee, Priya Fielding-Singh, Matthew M Carter, Madeline A Topf, Hannah C Wastyk, Erica D Sonnenburg, Justin L Sonnenburg, Christopher D Gardner. A randomized crossover trial on the effect of plant-based compared with animal-based meat on trimethylamine-N-oxide and cardiovascular disease risk factors in generally healthy adults: Study With Appetizing Plantfood—Meat Eating Alternative Trial (S. American Journal of Clinical Nutrition, 2020 DOI: 10.1093/ajcn/nqaa203
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