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血糖が高いと運動の効果が減っちゃう!


有酸素運動は体にいいはず。医者は必ず勧めてくる・・・しかし血糖が高いとその効果も減ってしまうようだ・・・。


ジョスリン糖尿病センターのマウスを用いた検討によると高脂肪食を与えられて肥満・高血糖を呈したマウスは非肥満マウスに比べて、同じ運動負荷を与えられても、筋肉の酸素利用度など運動の効果を示す因子が上昇しないことが明らかとなった。


どうやらこの機序としては高血糖状態になると骨格筋細胞のJNK経路と呼ばれるシグナル経路が障害されてしまい、筋肉増強トレーニングに対して反応が悪くなってしまっているようだ。


糖尿病で医師に食事療法と運動療法を勧められている患者さんは、まず食事療法でしっかりと血糖を下げておかないと、せっかく運動しても苦しいだけで効果が十分に上がらないことになってしまうようだ。


出典:

Tara L. MacDonald, Pattarawan Pattamaprapanont, Prerana Pathak, Natalie Fernandez, Ellen C. Freitas, Samar Hafida, Joanna Mitri, Steven L. Britton, Lauren G. Koch, Sarah J. Lessard. Hyperglycaemia is associated with impaired muscle signalling and aerobic adaptation to exercise. Nature Metabolism, 2020; DOI: 10.1038/s42255-020-0240-7

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